子供の頃は30歳といえばかなり「大人」だと思っていたが、なってみるとまったくそんなことはなくて。おこづかいを貯めてシャーペンを買って、ラクガキをしてよろこんでいたあの頃から結局は何も変わっていない。未来はどこまで行っても今の自分と地続きなんだな、ということをしみじみと感じる。
あまりにも変わらなくてがっかりすることもあるけど、それでもほんの少し成長したかなと思うこともある。
・相変わらず人見知りだけど、少しだけ積極的になった
・未だにコンプレックスのかたまりだけど、だからこそ努力をすることと人に頼ることを学んだ
・自分の弱さがつくづくイヤになることも多かったが、そのぶん人に優しくなった気がする
うすい紙を一枚ずつ重ねるようにこんな「少しだけ」を積み重ねてきたところに「今」がある。期待するような「劇的な変化」なんてモノはどこにもなくて、でも一枚一枚は大した厚みじゃなくても気がつけばこんな高さまできたというか。その間がひとつでも抜けていたら、今いる場所に、今のような自分ではいなかっただろうなんて思うと不思議な感じもする。